昔の疑問が解決しつつある。
中学校の理科の時間に、天気図を書かされた。
あの、「那覇では、東の風、風力3」とか言ってる奴をどんどん記入していく奴。
そのころはミリバールで今はヘクトパスカルだとか、いくつか地点が変わっているらしいとか、読み方が変わっているところもあるとか言う話はまあすまい。
そのとき疑問に思ったこと。
「前線がどこにあるかって、どうやって調べるんだろう?」
これについて中学生にもわかるように書かれている本はその当時見つからなかったし、その当時の理科の先生はそんなに悪い人ではなかったけど、やっぱりそれは知らなかった。
ま、前線は気象通報でどこ通っているかしゃべるわけだから、天気図に描いたうえで、各前線の特徴を知っていればそれなりに使えるわけで。
でもね、閉塞前線が時に寒冷前線よりも激しい雨を伴う可能性が高いことを教えてくれたのは、教科書じゃなくて同級生だったよ。
こういう傾向は、問題と解答を使って解説する系統の本にもありがちな話で。「にんじん状の雲」って言われても、イラストで描かれたんじゃ写真判別できないし。とぼやいていたところに届いた本が「気象予報のための天気図のみかた」。5000円以上するという高い本。ま、でもこれが面白い。
結論いうと、気象通報で書ける情報(もちろんこの場合前線の情報は除く)だけだとやっぱり前線は書けないと。やっぱり、何のかんのいっていろいろな観測技術の向上があって、その結果が公表されて、それで出来ていることがいっぱいあると言うことなのだろうなあ、と。
今は公表されているのを見ようと思えば見られるのだから、技術をきちんと覚えて使えるようにしないといけないね、身につけたい人は。
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