« 観光客の方が詳細な情報を持っていることもある。 | Main | モバイル放送を見た。 »

盛岡「盛岡東宝」にて「ゴジラ FINAL WARS」

盛岡東宝。少し前までは1度行くと、「次回1000円券」というのをくれたので、そこそこ行っていたのですが。
今年は意外と足を運びませんでした。なんか世界の中心で愛を叫んだりとか、ケンイチ氏に忠誠を誓ったりとかしていたはずなのですが。

でもって、何度「最終作」と言われたのか良く覚えていないゴジラの最終作です。北村龍平監督、と聞いているので別の意味でも終わってる作品になる予感はしていますが、持ってる共通前売券の使用がこの映画でおしまいなので、と言い訳しつつ見に行くことになるのです。

日曜の夕方だというのに子ども連れは1組だけです。あとはいい年した男性ばかり。自分も人のことは言えないのですが。ここに「ポケモン」「コナン」「クレヨンしんちゃん」「ロックマン&デュエルマスターズ」のアニメ予告編ばかり流しても意味がないというか。まあいいんですけど。

以下、怒濤のようにネタバレします。

えーと、私には「パクリ」と「オマージュ」の区別がつきませんでした。

でっかいUFOが出てきて、そこから小さい戦闘機風UFOがわらわらいっぱい出てきて、っていうのはインディペンデンス・デイへのオマージュなんでしょうか、パクリなんでしょうか?そこの閉まりかけていたハッチに喧嘩していたライバルが戦闘機で突っ込む展開も同じ映画で見ていたような気がするのですがいいんでしょうか?その後、狭い通路の中を後ろから前から攻撃してくる敵戦闘機をかいくぐって超高速でコアに近づくのはスターウォーズのオマージュ、ですよね?敬意あるよね?(弱気)

なにせ北村映画ですから。彼がかっこいいと思っているものがそのまま何のひねりもなく出てきますから。そもそもオープニングから集団で演舞してるんです。演習と称してワイヤーアクションをマトリックス風カメラでぐるぐる回しちゃうんです。テレパシーで怪獣動かしている設定も忘れてUFOの中で親玉が喧嘩始めちゃうんです。怪獣やられたら頭にテレパシーでダメージ感じてたはずなのに。10分前の設定がきれいさっぱり消えています。

そういえば、なんの意味もなくバイクアクションが始まってました。無人の高速道路を走りながらバイクの上で殴り合い。まあそれはそれでいいのですけど、下でバイク固定してなきゃ出来ないような殴り合いやった直後に、慣性の法則で人がぶっ飛ぶのはいいんでしょうか……まあいいか、北村映画はそういうもんだから。

でっかい剣振り回すのも好きですよね。でもって、彼が思っている「かっこいい格闘シーン」つうのは、「その剣を捨てて拳闘のポーズを取ると、それに気付いた敵が銃を捨ててやはり拳闘のポーズを取って格闘開始」という型なのですね。地球が滅ぶかX星人がのたれ死ぬか、という状態でこっち(1対1の格闘)を取るとは、やはり北村映画です。

そして、戦闘機で超高速で飛んでもサントラ1曲分かかったでかい要塞、自爆の直前でみな走って元に戻ってきます。海底軍艦「轟天号」は横から、戦闘機は下から突っ込んだので、もしかしたら縦に長いのかもしれませんが、それにしても球形のくせに偏りすぎです。ていうか、テレパシーの件といい、初期の設定をいつのまにか忘れる後期ゴジラ映画へのオマージュですかそれは。

拉致された国連の首脳とか長官とかが「自力で脱出してきた」の一言で元に戻ってくるのもすごいです。ほめてますよ、ここは。だって設定忘れてないもの、一応。

「マグロ喰ってる」とか「カメ」とか突っ込んで欲しいポイントがどうもあるようなのですが、まあそれはそれとしてほっときます。ていうかどうせ怪獣映画じゃなくて格闘映画(正確には北村映画)なんだから、その辺の話を話題にしてもしょうがないのですわ。だから、全く質感の統一が出来てないキングシーサーのこととか、画面に出てくるたびに失笑が起こるミニラの話とか、どうでもいいわけなんですよ。

とりあえず、シーンのほとんどが有名なハリウッド映画に元をたどることが出来るということで、「僕の作ったハリウッドアクション」になっているわけですが、こんな映画があるようじゃ、「韓国マトリックス」こと「リザレクション」のことを非難できないような気がします。あっちもマトリックスのパクリオマージュとして韓国アカデミー賞とっちゃった作品なわけで、そのスタンスについてはいろいろ語りたいこともありますが。

ま、映画そのものは飽きる(美味しいものは少しくらい足りないくらいが一番美味しい、って言葉を誰か監督に教えてあげるべきです)、けどダレないので、好きな方はどうぞ、かな?

でも、「終わったのね」とか菊川怜が言ったのに対して「始まったんだよ」とか松岡昌宏が言うんですが。またゴジラ復活させる気ですか?まさか。

|

« 観光客の方が詳細な情報を持っていることもある。 | Main | モバイル放送を見た。 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/41298/2390321

Listed below are links to weblogs that reference 盛岡「盛岡東宝」にて「ゴジラ FINAL WARS」:

« 観光客の方が詳細な情報を持っていることもある。 | Main | モバイル放送を見た。 »