技術職って言われても、よくわからないよね。
某所で技術職の求人が行われている。締め切りは今月末だとか。
自分自身、これは、という人がいたら応募するよう伝えてくれ、と言われてたりする。まあでもそういう人に心当たりがあるわけでもないので、興味があるかもしれない人が少しでも応募するきっかけになれば、と思って書いてみる。
ちなみに、書いていることは小中高の職場見学なんかでも聞かれているときに話している話。
とりあえず、技術職、つう、一般的な用語であるようでいてよくよく考えるとなんなんだかよく分からない職分だけど。
ここでいう技術職、という職業、マスコミ関連の職業がなぜかやたら載っている「13歳のハローワーク」にも載ってない。
なので、よくテレビの裏側、みたいなところに出てくるカメラマンとかスイッチャーみたいな職業と思われていることが多い。まあこの辺も広く言えば技術職なので間違いではないとは思うけどね。
中心にやるのは電波関連。アンテナとか、放送装置とか。そのつながりで、だいたいの機械設計については関わることになる。もちろん全部1から設計出来るわけがないので、要求仕様を出して各社に見積もりを取って、というような仕事が主になる。
電波関連、となると、もう一つ大きいのが法務関係。といっても電波法関連の法律に関わる話が主だけど。これもまた技術基準がいろいろある話なので、法務、といっても技術関連が行うことがほとんど。
ということで、中途で入る人は、放送機械メーカー関連の人とか、別の放送局で同じ技術職だったひととかで電波法関連の書類を扱うのが得意だった人が多い。有利なのかどうかは知らない。もともとそういう人が応募することが多いだけかもしれないし。
今回の場合は新卒中心の募集らしいから、そうなると必要なのは電気関連の広範な知識、ということになる。電波(アンテナ)関連以外でも、コンピュータやネットワーク関連の設定から、電気配線から、空調の管理までなんでもやってるからなあ。ただ、そのなかでも、特にアナログ関連の電気工学に詳しい人はそれをアピール出来たほうが良いんじゃないか。あと、第一級陸上無線技術士は先々必須の資格になるので、それを持っているか、持っていなくても何か科目免除になる資格を持っているなら、それをアピールするのも良いんじゃないかと思う。ただ、その辺どの程度まで重視しているかは残念ながらよく知らない。そういう表面的なことより、やる気の有無のほうが大きい、と言ってる人もいたような気がしたし。あ、普通自動車免許は必須。これはたぶんこの辺で働くなら誰でも持ってて当たり前だと思うけど。
逆に、この技術職に応募してもしょうがないかな、というのは、将来ディレクターになりたいとかカメラマンになりたいとか、(この職分見て応募する人はいないと思うけど)記者になりたいとか、そういう人。たぶんそういう道に進むにはかなり遠回り。たぶん、別の仕事してたほうが近道なくらいに遠回りになると思うよ。
あと、給料は安い。高給目指して働くなら、県職員とかの地方公務員目指した方がいい。メーカー入った同期と比べて額面で月10万近く違うと知った時は(地域差とかいろいろあるから一概には言えないけど)差がつくなあと思った。まあ、最近は正社員なだけでまし、って話とか聞くにつけ、よく分からなくなっているところもあるけど。
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