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緊急地震速報ってどう使えばいいだろうか?

地震にP波とS波があって、P波は比較的弱いけど速い、S波が揺れの中心だから、P波を受け取っていろんなところに配れば、災害防止に役立つかもしれない、という話を聞いたのは「できる・できないのひみつ」からだったか。そうやって考えてみるとけっこう昔から研究されてきたものが、やっと実用化されたのだと思う。

そのマンガに書かれていたのは、鉄道にブレーキをかけたり、ガスの元栓を閉めたり、といった動作。
まあそこまでは普通考えるし、実際既に一部で使われていたりもするらしい。

考えなければいけないのはその次だ。

これを「緊急地震速報」として一般に公開しよう、という動きがある。それ自体はけっこうな話だ。でもどうやって使おう?

まず、この速報、今のところは「最大で震度4の場所があると予想される」時に出すものだ。全国いっせいに出しても、その震度4になるところが自分になるとは限らない。そりゃ、起きなきゃ起きないで良いんだけど。あんまりそういうことが起きると、信頼の低下にならないだろうか?

次に、その警報、震源に近いところほど余裕が少なくなる。基本的に震源に近いところほど揺れは大きい傾向があるわけで、災害が予想されるところほど出来ることが少ない、というジレンマがあるんじゃないか。特に直下型地震の場合役に立たないんじゃないか。役に立たないなら立たないことは言っておいた方がいいんじゃないかとは思うがどうなんだろうか?

その次に、これ、震度4という話でいくと、せいぜい半年に1度だ。大きい地震として震度5弱あたりでいけば年1度あるかどうかだし、一番最初にいった話で、情報を送る地域をある程度以上の震度が予想されるあたりに絞ったとすれば数年に1度にもなりかねない。そうでなくても市町村の地震計が数年に1度の大きい地震で動かなかった、なんて話は聞く話だけど、こういうのの動作試験はどうやってやればいいんだろうか?

これらを考えると、さてこの情報どうやって使えばいいんだろうと悩ましい。準国営、公営な相手以外でそういうのを必要とするところに受信機込みで取り付けて、動作そのものは自動的にやるようにするのはいいとして、例えばそれを人相手に送って使えるところはどこにあるんだろうか?

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