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盛岡「フォーラム」で「歓喜の歌」

志の輔らくごは去年行った。今年は今年で一応先行販売のお知らせが来てはいたけど、今年は行かなかった。どちらでも回を選べれば、今回の原作というか原案となった元の落語「歓喜の歌」が聞けたのだけど、まあ選べるかと言えば微妙に選べないわけで。実際去年聞いたのは「七福神」だった。

今回の映画公開に合わせて、DVDも発売されたらしいのだけど、これも未見。そんなわけで、元の落語を見ないで映画を見ることになった感想が以下のもの。もしかすると落語を未見の方にもネタバレになるかもしれないが。


小林薫演ずるところの主人公の小ずるさがひどくて、でもギリギリ嫌われ役にならないところで踏みとどまる好演だった。さらに言えば、その部下役を演じた伊藤淳史が「頑張っているんだけどまだまだ役に立つとは言えない新人」の雰囲気を醸し出しているのが良い感じ。

対立するコーラスグループの片方に肩入れしたくなるように、一方の「頑張ってる」描写を入れ、もう一方の「使えるものはコネでもなんでも使う」描写を入れておいてから、後半、そのもう一方がただただ道楽でやっているわけではないエピソードも挟み込む、なんていうのはなかなかうまい。訪問介護で行っている先のおばあちゃんまで絡むのはやりすぎのような気もするけど、じゅうぶん許容範囲。

原作者の立川志の輔はもちろん、立川談志から立川キウイまで立川一門がカメオ出演しているらしい。らしい、と書いたのは自分が立川キウイの顔を知らないから、ではあるんだけど。

難を言えば、大晦日の前の日、30日に起こる出来事が1日の出来事としてはあまりに詰め込んでしまったため、小林薫演じるところの主任が「24」のジャック・バウアー並みにあちらこちら走り回ることになってしまい、結果として一年で最も日の短い季節である12月の陽が全然暮れないことになっているのがちょっとアレかなあ、とは思った。落語だとこの辺気にならないけど映画にすると気がついてしまうのが難しいね。

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