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盛岡「ルミエール1」で「クライマーズ・ハイ」

この季節ですから。

原作そのものはご存じの通り、一度NHKでもドラマ化されたもので、舞台となっているのは、あの日航123便が墜落したあの夏の新聞社。原作者が当時群馬県で新聞記者をしていたこともあるわけで、フィクションと言われても、モデルになっているものはいろいろあるんだろうな、と思わずにはいられませんが、それはそれとして。

なお、自分は原作未読です。展開が本の通りなのか違うのかは確かめていません。

映画そのものは、20年前の事故と、現在の山登りをいったりきたり。

携帯電話などなく、無線機は買えず、パソコンはおろかワープロも仕事用としてはほぼ存在しない80年代の新聞社。
主人公が(事前にそれなりの根回しは済んでいるのでしょうけど)仕事をしている人を残して山登りに直行できる、というのはそれなり、というかその程度、の立場にいるのでしょう。
それが、帰る寸前で事故の一報に遭遇し、友人に連絡することもできないまま専任担当に選ばれる。
専任といっても立場は微妙。
同じ会社の社員と言っても誰が敵で誰が味方かわからない状態。
いえ決してサスペンス映画ではないですから、ここで連続殺人が起きるわけではないのですが、いやーな感じの心理戦が続きます。
これがなんだか身につまされて、クる感じ。

さらに、友人が中(あた)って、その友人が最後まで関わっていた社内案件を知ることになり、それとは別に、仕事上でも半ば労災的に部下が死んで、という形でどんどん雰囲気が悪くなって、そんな中で一つ残っていた特ダネ。これがある意味最後の希望なのですが、これもいい方向では終わらずに、20年前の話は終わります。この救われなさが、フィクションと言われつつも、ある意味フィクションじゃないんだろうなあ、と思わずにはいられなかったり。

なお、冒頭に小学生の息子を1人飛行機に乗せるシーンがあり、さらに現在の山登りで一緒に登るのが友人の息子、ということがわかって、若干どきっとしましたが、件の飛行機には息子さんは乗っていない、ということで。
原作を読んだりしている人にはたぶんどうでもいいシーンですが、断片的に内容を知っている人にはいらぬ心配をさせるシーンでした。

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