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盛岡「フォーラム」で「パコと魔法の絵本」

えーと、それほど見る気がなかった映画です。
実のところ直前まで「容疑者Xの献身」でも見に行くかな、と思って迷ってたんです。
でも、どちらもテレビ局出資の映画で、たぶんそのうちテレビでも放送されるかな、と思うんですが、この辺にはテレビ東京系列の局がありませんから、まあテレビで見られることはなさそうだな、というのと、なんか話題作だからかなり早めに放映されちゃったりしない?みたいな気分になってきまして。

そういうことで、あまり事前知識もない(知ってたのは舞台が原作、ってことくらい)状態で見てきましたが。

以下、ネタバレありで。

たぶん事前知識がなくても、オーバーアクション気味な展開なので演劇なんだろうなあ、という感じはわかります。
セリフ回しもそんな感じ。
最初大丈夫かなあ、と思っていたのですが、結果的に舞台設定もオーバー気味、というかファンタジー風味多めだったのでそこはむしろバランスが取れています。

患者は本来の怪我、病気以外にも多かれ少なかれ何らかの悩み、もしくは隠された事情を持っていて、メインとなる「パコが記憶障害で昨日の出来事を全く覚えていない」というエピソードの合間合間にそれが披露されて、泣きを誘います。
一番わかりやすい「子役時代の栄光に今は追い回される」室町のエピソードをはじめとして、ほぼ全員のそれらエピソードは、「過去の自分の良かった思い出が今の自分にとっては」という形で語り得るもの。
新しい思い出が出来ない代わりに、両親の死を知らず、7才の誕生日の朝を繰り返すパコは、一見して他の人の悩みとは無縁のように見えるわけですが、逆に言えばその悩みは、他の人とは違って解決する可能性もほぼないわけです。

さて、そのパコに対して大人たちがあげたプレゼントであるところの「好きな絵本をもとにした演劇」は、パコのそれを解決できたのか。
なんとなく心が通じたような描写をしつつ、それら通じた描写は微妙に手遅れだったようにも見えます。
それはそれほど気にしなくてもいいかも。

非常にいい映画でした。
でもまあ、この間の「落語娘」の時にも思ったんですが、その前の「おくりびと」が良すぎたんでなあ、という感じになってしまうのが残念。
公開はこちらの映画の方が先だったので、もう少し早く見ておくべきでした。

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