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盛岡「フォーラム」で「落語娘」

そんなわけで、この間見るのを延期した映画を見に行ってきました。
まあ、後回しにする理由もあまりなかったような気もしますが。

まあそれにしても、落語って本当にブームなんですね。これだけ短期間に落語に関する映画が出るというのもあれですし。

以下、ネタバレを含むかも、という感じで。

落語娘、というだけあって、ミムラ扮するところ主人公は、三々亭香須美という名を持つ前座の落語家。周りの前座連中からも先輩扱いされる、ということはそれなりの年数。
というか、あとあと入門して3年、ということが分かるのですが、まあその割には後輩からも揶揄され、真打ちの皆さんからはセクハラされ、という結構ひどい状態にいます。
さらに元々「女は落語家に向いていない」という理由であこがれだった師匠にも弟子入りを断られ、拾ってくれた別の師匠はけいこもつけず、つけるのは借金だけ、という状態だったりして、かなり凹む環境に描かれています。
まあ、今の落語界、女流落語家もそれなりにいますので若干誇張気味に描いてはいるのかと思いますが。

で、ミムラはそこそこいい演技をしているのですが、落語家役としては美人過ぎるかもしれません。
後輩が「美人であこがれでした」、というのがまったく意外に聞こえないですし、大学落語コンクールが美人コンテストみたいに見えてしまったりもしますし。

さてその師匠、津川雅彦演じるところの三々亭平佐。
テレビ局にたきつけられた、だか、前借りがあるから、とかそういった理由で、「呪われた落語」として40年前に封印された落語を再演することに。
まあ、この辺ストーリー的に理由はそれなりに語られるものの、バンダナ巻いて弟子を破門にしたりするこの落語家だったら、その辺はただのきっかけに過ぎないような気もします。

40年前までに3人の落語家が死んでいるというその封印された落語。
呪われた、という意味で行くなら怪談噺でしょうし、どちらにせよそこまでの力を持つならある程度面白い必要がある。
これを正攻法でやるのはかなり難しいですよ、ということで、落語そのものを展開でひねることにした。
あれですね、三谷幸喜の「赤い洗面器」のギャグと一緒。呪われた落語のオチを言うのをやめちゃった。
代わりに平佐が考えた、というオチに差し替えた、という設定にして。さらにそれがベタベタな夢オチだから、ライバル落語家に「オチに関しては異論がある」なんて形で指摘させて、その部分への突っ込みも封印した。なるほど、その手か。

映画としてはまとまっていたけど、呪われた落語の中身と、今の落語家生活にもう少しリンクがあっても良かったかあ、という感想はあった。若干その辺のストーリーとして弱かったような気もしたりして。

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